新ワカメ採り



<春の風物新ワカメ、淡路にて>
2010・3・27
今年は季節の節目が分かりにくくて、冬なんだか、春なんだか・・・
岡山の和気町で田舎暮らししている姉夫婦は、海も陸も趣味沢山で、以前神戸の垂水に住んでた頃、
神戸名物「いかなご」の便りと共に春の気配がすると、
義兄(あきしゃん)は、冬眠から目覚めた様に新ワカメ漁法に活動が始まるのです。(笑)
その血が騒ぐのか、先日和気の姉からワカメ採りのお誘いがありました。 私達も過去何度か同行しているので漁法は分かっていて、道具も揃えてあります。
去年は大勢で淡路でワカメ採りをした場所ですが、今回は急に決まった事あって、あきしゃん、あっちゃん、こうちゃん、miyo の4人のメンバーです。
最近晴れ日和が少なく、2〜3日には必ず雨です。昨日も大雨ときつい風で、今日の貴重な晴天を逃さない様にと予定した。
土、日はETC割引1000円で行ける愛車2バモスの出番。これを利用して明石大橋渡るのは大きいですね!



(淡路側の橋の下の道の駅から)
橋渡ったらすぐにインターを出て、明石海峡方面に少し走った場所。
釣人や、すでにワカメ採っている人が居た。 朝10時半位が干潮の予想だったのでそれに合わせて行動。
少し風が残っているがいい天気!潮が動いている(引いている)時は波が立つので、 ぬれてもいい服と滑らないスパイク長靴が良い。
ワカメ採りの道具はそれぞれ採る人の知恵。 こうちゃんの道具はワカメはヌル目で滑るので、良くからむ様に竹竿の先にタコ足状に金物を曲げて作り、
miyo の道具は竹竿の先に園芸用の小鎌を付けている。
miyoがワカメの茎を切って、こうちゃんが絡める!と言った作戦です。 なるほど!と思いませんか?しかし!これが又難しい〜!
茎が切れてもこうちゃんのタコ足に絡む前に波がさらって行きます。(涙) なかなか自然相手に苦戦!
では次の作戦!こうちゃんが先にタコ足で絡めといてmiyoが後で鎌で切る!と。 しかし波で根元が見え難く、注意しないと波でmiyoの足が濡れた。
これもイマイチかな? それでも苦戦しながらバケツ2杯ゲットです。
「こんにちわ〜。テトラで拾ったのよ〜♪」と観光で立ち寄ったご夫婦が嬉しそうに買い物袋一杯ワカメを入れ持ち帰った。
テトラポットの間見ると、切れて打ち上げられた立派なワカメが挟がってある。本当に拾える。
「あれ〜!なんたるこっちゃぁ〜!」これが楽チンやん!今までの苦労はなんやったん??
「これも1つの手段」と、自分に言い聞かすしかないですね。
きっと昨日の強風の波で、ワカメが切れて打ち上げられたのだろう!
その時、場所変えて採っている姉夫婦が「こっち沢山有るから来て!」と携帯有り移動した。
なんとびっくり!兄が採ったワカメを姉が持参の「はがま」を設置して、潮水で湯がいて潮水で冷やす作業中。



なんと段取良い夫婦なんだろう!さすがワカメ採りプロ級並!あきしゃんはワカメ採りも早いし。
私達も負けず再チャレンジ。 こうちゃんは段々コツをつかみ、立派なワカメが絡む様になってmiyoがはずす役。これが効率が良かった。




夢中でワカメ採っていると竿は折れ、タコ足は足の数がだんだん減ってタコが逃げてしまい、2本足となりました。



それと姉あっちゃんに驚いたのは、わずかな時間に天草(てんぐさ)を沢山採って乾かしていた。
天草はところてんの原料です。私達には海草の見分けが分からない所ですが・・・。
姉夫婦はこの世が食料危機になっても、自然界で絶対生き延びて行ける人ですね。いやぁ〜すごいな〜!!
今回はワカメ大漁収穫出来ました。浜で湯がいているので帰っても後が楽です。 姉夫婦とは淡路で別れ、それぞれ帰路。
生ワカメは痛みが早いので、早急に友人や親戚に分けて喜ばれました。
我が家の食卓にはワカメのフルコース、<ワカメメニュー>
採ったばかりのチビ筍で若筍煮、サラダ色々、味噌汁、めかぶのタタキ、茎ワカメの佃煮、ワカメうどん、ワカメラーメンなど。
残りは保存食に塩ワカメとしました。
こんなにワカメを沢山食べたら体や髪の毛にいいだろうなー!? と、兄あきしゃんを思い浮かべた。(髪の効果はいか程か〜〜・・・)

ホームへ戻る 行動記録用へ戻る