子ノ泊山
近畿100名山、子ノ泊山(ねのとまりやま)906.7m(85座目)
2005・11・19
昨夜、下北山スポーツ公園で車中泊し、朝、ここから近い笠捨山登る予定で、
R425を白谷トンネルに向かい進んでいると災害普及工事で通行止。随分大回りしないと行けない。
移動に時間かかる。そうなると近100の子ノ泊山が近いので、緊急変更して子ノ泊山に向う。
R169瀞峡。随分道路が良くなって走りやすい。R168熊野川町に出て、
役場前ループの三和大橋を渡り、熊野川対岸を南へ。

「飛雪の滝」キャンプ場を過ぎたら浅里の集落に出会い、子ノ泊山の道標が有り左折。
集落の間を抜けて林道に入る。舗装道路をクネクネ走ると、浅里登山口がありましたが、
まだまだ道路が続いている。近道でもあるのかなー?
と、いつものパターンでランクル走らせると道路終点になりました。
どこ見ても案内目印が見当たらない。地形図持ってないので冒険諦めて正規登山口に戻りました。
ある情報では浅里は往復5時間初級コースと書いてある。それを信じて仕度し、
10時35分出発。

ルートの情報持ってないのでテープ目印を頼りに進む。しっかりした踏み跡があります。
薄暗い自然道を進むと川に出合う。いきなり2頭の良く太ったイノシシがあわてて逃げた。
近くだったので私達も驚いた。「熊だと思ったなー!」この先、谷を何度か渡り、
ヤケ巖の滝を通過。

ヤケ巖頭の山彦新道から先は荒れた急登り。
道が崩れていて登りにくい。段々険しくなり、岩登り。

細いロープがあるが頼りないので、
木の根につかまり木にしがみ付き、少し薮こぎ状態で尾根を激登り。
本当にこれがコースなの?登った人数は少ない様子だが、テープは沢山付いてある。
近くに別ルートあったのかなー?
登りきったら岩が多く見晴らしもいい。紅葉も綺麗。熊野川が良く見えます。

さっきの苦労が消えました。(単純!)さらに岩を登ると、
とがった、とても細いガリガリ岩の痩せ尾根。両サイドは深い谷。風が吹くと怖い!

(登山口から見た中央に見える山。正面尾根を激登り痩せ尾根を渡る)
足踏み外すと命の保障は無いでしょう。
ここが一番の緊張です。スリル満点。高所恐怖症の方はキツイかも!
「何で!ここが初級コースなのよ〜!?」とmiyo。
初級コースだなんて、大変な間違いの情報ですよ!
無事通過。この先は緩やかな自然林。12時10分別ルート合流。
ここからは道も広くなり歩きやすい。バサバサと落ち葉を踏みながら、
緩やかにアップダウン繰り返す。初めての登山者2人と出会う。2回ダートの林道横切り、
12時30分、子ノ泊山到着。906.7m。貸切の山頂。


空に続くように熊野灘が広がって見える。那智の滝はどの方向かな?高い山脈続きで山深い。
昼食済ませ展望楽しんでいるmiyoの近くで、苦しまぎれの様な、ため息の様な変な声が近づく。
振り向くと親子5頭のイノシシが近づいて来た!「キャー!イノシシ!!」
と恐るべしmiyoの大声。
親子イノシシは一目散にビデオテープ早送りのごとく「ブイブイ」と賑やかに逃げていきました。
やれやれ。イノシシが多い山だなー!1時、下山開始。元の道で帰るつもりでしたが、
山頂近くまで伸びている一般車進入禁止の林道に「浅里方面」と道標が有る。
浅里と言ってもどこに着くか解らないが、あの足元悪い激下りは嫌だし、
時間あるし、とにかく行ってみよう!と冒険。途中の分岐を左に取り、林道抜けたらなんと、
朝来た舗装の林道終点に40分で出ました。ラッキー!偶然と言うか、勘がいいと言うか。
舗装道路を約5キロ位ゆっくり景色楽しみながら歩く。正面に鳥帽子山が綺麗に見えます。
2時40分登山口到着。
そこそこ時間かかったが、小菊が多い道をのんびり歩けてとても楽でした。

このあと帰宅するつもりでしたが、さっきの下山道中、鳥帽子山が呼んでいました。
ここまで来て鳥帽子山残しては帰れません。そうなると下見に行こう!と移動。
R168新宮に出てR42の橋を渡り熊野速玉大社を右に見る。とうとう南の新宮にまで来てしまった!
「思えば遠くに来たもんだ!」な〜んてね!那智の滝周辺からのコースが一般ですが、
観光地は人ごみが苦手。現在位置から近いコースを選ぶ。
R168を北へ熊野川に沿って5〜6キロ走り、「高田グリーンランド」
目指して左折。林道終点に登山口確認し、グリーンランドに温泉があるので行って見る。
とてもいい温泉で気に入りました。
高田グリーンランド雲取温泉
R168の「道の駅熊野」を寝床に決め食料買出しです。
コンビニが無い地域なのでAコープ見つけ、夕方半額セールで、
とても安く美味しいものが仕入れました。嬉しい!道の駅で、
「別荘ランクル」でささやかな宴会。早めの就寝。
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