お茶摘み体験



<岡山の実家でお茶摘み体験して来ました>
2010.5・16
岡山の両親は健在ですが、80歳近くなると体力の限界が見えて来て、無理できない年ですよね!
田んぼも止めて少し楽になった様ですが、父は山仕事やお茶摘みなど、まだまだやる気は充分有るのですが、 体力と相談と言った所で・・・・
先日私達が帰った時、両親がニコニコ顔で「少し早いが、丁度お茶摘みせんといかんのや〜!」と言われ、
グットタイミングに手伝いする事になりました。(こうちゃんは、悪いタイミングやったな〜!と本心思ったはず!)
父は、お茶摘みの時期に合わせて草刈も済ませてあったようです。
我が家のお茶は実家のお茶を飲んでいて皆に「美味しいお茶ね!」と言われていたのです。 一度やって見たかったお茶摘みでしたが、
今までなかなかチャンスに当たらなくて・・・
今回「皆でやりましょう!」と軽〜く引き受けたのでした。
田んぼのすぐ横の斜面の畑に、父の趣味でタラの目を沢山植えてあるその横に、昔から手入れされたお茶の木があります。
今年は季節が不順で、季節外れに霜が降りたりしてお茶の生育にダメージ有ったみたいで、葉っぱの育ちがバラバラです。
山間部なので朝露が降りるので、陽が出て少しして、朝9時過ぎ頃が露が乾き作業が出来ます。
茶畑に行くと足元が作業しやすい様に、お茶の周りをきれいに草刈していた。さすが父は貴重面!
お茶摘みと言えば、新芽を手で摘む!と言った感覚ですよね!昔は家族で手摘みしていたそうですが、 今の田舎はお年寄りしか残ってません。
人手不足に従って今はハサミで刈ります。
特殊な道具で、ハサミの左歯に屋根が付いていて、切った葉っぱが右に流れ、長い麻袋が付いていて自然とお茶の葉が袋に入る!
と言った具合です。袋は煙突状にになっていてシッポを結ぶ。葉っぱが一杯に成ったら大袋にシッポ解いて移す! と言った具合です。単純ですが活気的な道具ですね!
まず先生(父)の作業の手ほどきを見て、私達も真似した。簡単そうで難しい!軽い力だと葉っぱが中途半端に切れ、
力入れると茎を長く切ってしまい、茶柱が多くカットしてしまい良くない。結構、手の微妙な感覚が必要とされます。
ハサミが2つしか無いので、父と私が使い、微妙な作業は無理!と、こうちゃんは手摘みを選んだのでしたが結構早いので、
どんな手摘みしているのか、こうちゃんの作業法を良く見ると、両手の動きは海老の手足の様ですが、
当たり次第ちぎって袋に入れている光景は、まるで、おサルさんが必死に豆を拾っている様で面白い!
茶の木はヤギが葉っぱを適当に食べた状態ですね!(笑)
周りのウグイスのきれいな泣き声に合わせて、私もつい「夏もち〜かづく♪八十八夜〜〜トントン♪」と歌いつつ、 八十八夜っていつから数えて88??
お正月からだと合わないね!節分からかな??と独り言ブツブツの私。ハサミ作業の調子も良くなった。
作業もお茶の茎を切るので植木の選定みたいに、長くやっていると段々手がだるく痛くなって来た。 長い袋も序所に重くなり移動するに力がいる。
その都度葉っぱを大袋に移し変える。お茶畑は急斜面にあるので決行な足腰に体力が要ります。
今までこんな作業をしていた父の偉大さが改めて分かりました。お百姓するには凄い体力と気力が必要だ!と実感です。
まだ沢山残ってましたが、段々暑くなって来て「もうこれ位でええじゃろ〜!」と父が言った。「もう終わり!!」と嬉しそうなこうちゃん!
余り沢山摘んでも古いお茶は美味しくない。1年で飲みきれた方が良いからです!
今まで両親が1日掛けてやっていた作業が、私達3人で半日で終わったのでした。やはり若手の力は早い!
我が家の茶の間の窓の外の斜面もお茶の木ありますが、こここそ凄い急斜面!ここは最近鑑賞用にしています。
ここもお茶摘みしようならば、次の日かまた次の日、きっと筋肉痛で大変な事でしょうね!
約30.6キロの生茶の葉が摘めましたが、富原お茶工場に出して、お茶になるにはその2割程度の約6キロです。 我が家の家族が1年間飲める量ですね!
昔から岡山では、真夏でも麦茶でなく熱いお茶を飲むので、お茶の葉は毎日の必需品です。涼しい気候の習慣なんですね!
でも安心して飲める有り難いお茶ですよね!自然派の無農薬のお茶ですから・・・
次の日、私の足腰は登山で鍛えて大丈夫ですが、両腕は筋肉痛でした。次の日でよかったぁ〜!(笑)

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