自作外部フィルター

買うと高い外部式フィルターを自作します。
作業難易度4(5段階)
コスト2000〜2500円
満足度4(5段階)
使用部品完全密閉タッパ(Lock & Lock 2リッター前後) /水中ポンプ(e−ろ過)/ホースジョイント×2(12mm)/内径12mmホース×1m /防水用シリコン(バスコーク)/アクリル板/コンセントプラグ
作業工程 1、タッパのフタにホースジョイントを差し込む穴を開けます。 (吸水側と排水側の2箇所。) 穴が開いたら、ホースジョイントを差し込んでシリコンで固定します。
ホースジョイントの径とポンプの径が同じ

次に、排水側(どちらか一方)のホースジョイントにタッパのフタの内側から 水中ポンプe−ろ過の配水口を差込んで位置を確認します。 そして、電源の線を通す位置を決めてタッパのフタに穴をあけます。
2、電源の線の穴が開いたら、水中ポンプのコンセントプラグを切断して、タッパの フタに通します。
シリコンは惜しみなく。

そして、位置を再確認して電源の線の穴をシリコンでふさぎます。 (この部分は出来るだけシリコンを厚く、広く塗ることをお勧めします。) 今度は、コンセントプラグを新しいものに交換します。(元のものは分解不可なので、 再使用は出来ません。)以上でタッパのフタの加工は終了です。

物理ろ過のウールと生物ろ過のろ材を入れるスペースを決定します。

3、今度はタッパの容器部分にアクリル板で仕切りを作ります。(水流を一方通行に するため。)アクリル板を容器の幅と高さに合わせてカットします。 アクリル板の下の部分に穴を開け、水が流れれるようにします。そして、給水、排水口の 位置関係を確認しながら仕切り板をシリコンで固定します。(物理ろ過スペースと 生物ろ過スペースのバランスを決めます。)
これで加工は終了ですので、約1日 置いてシリコンを乾かします。(注:シリコンが乾ききらないうちに水を流すと シリコンが剥がれてしまいます。)
4、シリコンを乾かしている間に、水槽内に設置する吸水口と配水口を作ります。 吸水口はホースの内径(12mm)に合うパイプなどを用意します。そのパイプを 適当な長さに切断して、吸水の穴を数箇所に開けます。そして、どちらか一方を シリコンで埋めます。後は乾くのを待つだけです。(吸水口は径が合えば、 上部フィルター用の吸水口でも代用できます。)次に排水口ですが、これは使用した 水中ポンプ(e−ろ過)の付属部品でシャワーパイプを接続すれば問題ありません。
5、全てのシリコンが乾いたら、いよいよ設置です。その前に水漏れがないか、 圧縮が効いているか確認してください。水を入れて1時間ほど回してもフィルター内の 水位に変化がなければOKです。(もし、フィルター内の水位が下がるようでしたら シリコンの防水が効いていない事を疑ってください。)まず、フィルターの置き場所を 確保します。出来るだけ水槽の水位とフィルターの水位を合わた位置に置きます。 (万が一圧縮漏れが起こっても水漏れ量は最小に抑えられます。)位置が決まったら それにあわせてホースをカットします。(ホースは長めに用意することをお勧めします。)
水槽へ設置。ろ過能力は高そう。

そして、吸水口、排水口をセットし、水槽内へキスゴムなどを用いて固定すれば 完成です。
今回作成を紹介したのは約2リッターのタッパなのですが、これくらいあれば、 45cm水槽くらいまでは行けそうです。うちでは17cmキューブに使ってます。 一つ問題を挙げるとしたら、水量調節がないことくらいでしょうか?17cmキューブ では、やや水量が多いですので排水口の向きでコントロールしています。30cm にはベストマッチだと思います。タッパの容量を大きくすれば60cm水槽にも 使用可能です。最後に弱点を1つ。フィルターの掃除は面倒です。笑



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