氷ノ山の登山道の災害



<氷ノ山、1510m>

親水公園8:30〜氷ノ山12:30〜休憩1:30〜氷ノ山国際スキー場〜親水公園3:30
ルート崩壊で苦戦した登山。
2011年10月4日

余談話です。

登山靴は買うと高価な物です!履きなれた靴は手放したくないですね。
こうちゃんは視力が悪く、段差が見えにくく良くずっこけます!
なので靴底が早くちびりソール(靴底)は2年位前に交換しましたが、
靴の襟(足首の上)がボロボロとソールの靴枠のボンドが切れていて
水が入る可能性あるとの事、今回修理に出して、やっと帰ってきた。
襟交換と靴枠修理で¥10500円でした。高いと思うか?安いと思うか?
7年位履いてるので微妙ですが、足になじんだ靴だけに、修理の方法とりました。

で!
以前ザック新調して山デビューしてなくて、靴も直った事で、
涼しくなって、汗も少ないと氷ノ山出かけた。
前夜道の駅車泊。一番の冷え込みだった。朝は快晴!
親水公園駐車。1台の車のみです。




支度中、軽トラックの70過ぎのおじさんが来て、「ここから登山か?」と聞かれ、話によると、
「ルートが壊れて、大崩壊あるから止めとけ!と言うが登山者はそれでも登るんや〜!」と、
明日から工事に入るから今から下見に行く、と山入っていった。
 8時30分出発です。トイレ横からキャンプ場過ぎ、川原に入る。
あれ?こんなに川幅広かったかな?と思いながら進むと、
無残に山斜面が削れ、登山道も無く、とにかくゴロゴロ石の中を進んだ。 山から水引く水道管がむき出しで川原に横たわっている。
途中に滝が目の前に流れ込んで、川原に滝壺が出来てます。




これはこれできれいな風景!
ここでルート分からず探していたら1人の男性が来て、
ルートは流され大きく川原になったので、上流まで川原歩くとの事。



水量多くて何度か飛び石しながら川を渡り、布滝の近くでやっと登山道に出た。
男性は見る見る消えた。
布滝を木の間から見ながらジグザグ登りで標高を上げていく。
一気に汗だくです。
やっと緩やかになって地蔵堂




更に進むと突然道が崩壊。(写り方悪いが急絶壁です!)




3m位崩れて渡れないので、山側をまき道して進み、
更に再び登山道が驚きの大崩壊!
川幅10m位、高さも10m位大変な崩壊になってます!




余りにも凄くてあ然!!

どこ進んだらいいか?迷ってたら、崩壊上部からおじさんの声が聞こえる!
「川に下りて斜面に沿って上部まで来るように!」と。
しかし、斜面は土が軟らかくて粘土状で滑る!余りに急登りなので、
木や根っこ草の根などつかみながら、ルートをおじさんに誘導されながら、
やっとの事で中腹まで辿り着いた。この先テープの所まで横切るようにと指示された。
台風12号の被害です。小さな谷川がこんな姿になるとは、自然の怖さです!
さてこの被害、どの様に直していこうか?と眺めていた。感謝です!
帰りはこっち帰って来たらダメやで〜!と言われた。
しばらく会話しておじさんにお礼言って先進んだ。
正規ルート出て休憩してたら、1人20代さわやか男性が来て、
「登山者居て安心した〜!さっきはヤバかったですね〜」と会話。
元気に先進んだ。
この先は被害も無くいつものルートです。水飲み場が増えていた。




水が冷たく、、冷蔵庫の水のようで美味しい!
道は今までが雨日和が多くて、湿っていて滑りやすく、ぬた場が多い。
山頂に近づくと賑やかな声がする。まさか子供たち?

12時30分、氷ノ山山頂到着、1510m




崩壊ルートで随分時間取った。
山頂は中学生の野外活動で大変賑やかで満員!
少し下ったバイオトイレの2階で休憩。
風が無いので良かったが、気温は低くじんわり冷える。

学生が去って静かになったので、山頂で食事中の3人と会話。
やはり皆さん、大崩落でおじさん誘導に助けられた様子。
しかし、さっきここに居た3人の男性たちは崩落ルートへ降りていったらしい。
下るのは無理と教えたが、とにかく行って見ると冒険に行ったらしい。
絶対滑って滑落するぞ!と言ったのに・・・と。
けど、おじさんも帰り大丈夫かな?と心配。

ゆっくり休憩して、東尾根コース下る。湿原地帯で木道が続く
神大ヒュッテ過ぎたらブナの大木に会える。



ブナの木が古い道標加えているのが見えますか?

下りも大雨で土が流され、石がむき出しで湿っていて滑りやすい。
足元ばかり注意して、景色見る暇が無い。
スローペースで歩くも、スキー場林道着くまで気が抜けなかった。
ダンプが道路の崩落土砂を空き地に運んでいた。
なんか今日は難ルートでいつもより足が疲れていて、林道がキツイ。
3時30分駐車場到着。山頂で出会ったご夫婦のみの車だけ。
私達の車が最後でした。
早くのルート復帰を願って氷ノ山後にした。
紅葉ははまだ早いがススキがきれいだった。





オタカラコウ





ミゾソバ





ツリガネソウ





ダイモンジソウ



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