薊岳から明神平



近畿100名山

2004・6/3

梅雨の前に、明神平方面の山に行こうかと、 あんちゃんと相談。お互いに3日なら開いています。 それなら、薊岳から明神平縦走行くことにしました。 尼崎を6時スタート。阪神高速から西名阪針インター下車、 R166を通り、東吉野村から、大又林道の終点に駐車。



9時30分、自転車3台を下ろしていると、後から来た2人組みのおじさんが、 「この自転車で登るの?」と言われ、「はい、そうです!」と、言ってみたかったのですが、 つい正直に「いいえ、ここを下るのです。」と答えました。登るのと、下るのは、 えーらい違い!笹野神社まで5キロ下り。 3人とも自転車快調走行。途中滝を見に立ち寄る。 下りは早いと言いながら、20分もかかってしまいました。



笹野神社登山口に自転車3台を止め、9時50分、薊岳に向かい出発。 植林地帯の中を、3人でなかなか良い道やなーと言いながら、余裕で歩く。



1時間も歩くとみんな少しバテぎみ、風があるので涼しくて気持ちよい。 風が吹くたびに、まっすぐ伸びた杉の木がこすれ合い、下手なバイオリンの音楽のように音がする。 杉林の中に大きな岩が1つ。



大岩で記念撮影。さらに登り続けて11時10分、大鏡池に到着。この池は時々、水が無くなるそうです。 植林地帯の奥に、 すり鉢場になって、水がたまっている。今日はたくさんたまっているみたい。 池を見ながら20分の休憩タイム。ここまでは、植林の中を、長い登り続きなので、 気分的にも、体力的にも、疲れました。 山頂に近ずくと、尾根歩きになり、周りの景色も良くなります。 大普賢岳、高見山や国見山まで、良く見えます。 やせ尾根を注意しながら抜け、岩を登って山頂に12時50分到着。







素晴らしい展望です。360度のパノラマ。昼食を食べながら、 ふと見ると、あたり一面シャクナゲの木が、たくさんあることに気が付く。 もう少し早く来たら、花を見ながら食事出来たのに、残念。 13時50分前山に向かいスタート。少し下り、気持ちの良いブナ林を歩いていると、 おばさん3人組みと出会う。「薊岳はどのくらい?」と聞かれ、 「もう少しで薊岳ですよ」と答える。 おばさんたちは、笹野神社の前、大又バス停、17時のバスに乗るために、急いでいるみたいでした。 15時前山に到着。このあたりからバイケイソウがそこら一面に群生しています。 花はもう遅かったみたい。1ヶ月早ければバイケイソウの花畑が見えたのに。 来年は4月ごろにもう一度、来たいと思います。



ここからは草原とバイケイソウの中を歩き、明神平にある東屋で一休み。 「すごくきれいな場所やなー!」 あんちゃんは、ここでキャンプがしたくなったみたいで、今度はテントをもってこようと、 話はふくらみます。ゆっくりしたい所ですが、時間ないし、15時10分、さあー下山開始。 ジグザグに下る途中、沢水場がありました。ブナ林のベンチで一休み。



カエルの合唱を聞きながら歩くと滝が見えてきて、写真を撮り、 この先は少し道が悪くて、雑草が道をふさぎ、注意しながら進みます。いくつかの川を渡る途中、 小屋がありました。中に洗濯物らしき物が吊り下がっている。 人が住めるようには見えないが・・・?たしか昨年来たときも同じだったような・・・。 視界が明るくなってきて、林道終点が見えてきました。



林道工事がずいぶん進んでいて、 数人の工事中の方々と、目で挨拶しながら、16時30分駐車場に到着。みんな車に乗り込み、 自転車回収。笹野神社で途中であった3人組のおばちゃんと出会った。 「よかんたですね!バス間に合いましたね!」と言ってたら、すぐバスが来た。 別れの挨拶して、これから温泉タイム。



道中「やはた温泉」入浴。ここもまた、貸切状態。 岩風呂と桧風呂の日替わり。桧風呂は樹齢1000年物の神木。 美代ちゃんは神木に浸かり、得した気分。温泉横にある、 昔なつかし学校がお食事処になっている。17時までなので、入れなかった。 今度の楽しみにして、帰宅。 ホームへ戻る 登山記へ戻る