60cm和風レイアウト水槽
以前からやってみたかった和風アクアテラリウムに挑戦してみました。 テラ(陸地)の配置に数日悩みました。できるだけテラ部分重視で 作りたかったのと、水中に湧き水を作りたいという希望があったので 設定と配置にかなり時間がかかりました。 60cm水槽を使用すると、広がりもあっていろんな要素を再現できるのですが、 その反面、各パーツ(基本的に石と砂利)の量が多くなってしまいました。 でも、おかげで見どころの多い おもしろいアクアテラリウムを作ることができました。
水中部分の一番の見どころはこの湧き水。仕掛けは水中ポンプ(e−ROKA)を 使い、内径12mmのホースで位置を調節します。そして、細目の砂利を5cmほど 敷き詰めて電源を入れるだけです。川底からひそひそと湧き出る本格的湧き水です。
左側のテラ部分にはハイドロカルチャー用観葉植物のミリオンバンブーを 使って竹林を再現しました。ミリオンバンブーは万年竹とも言われており、 縁起の良い植物だそうです。この植物は耐陰性があり、水に挿しているだけで 育つそうなのでアクアテラには都合がいいです。
竹林の根元には細い葉のリュウノヒゲと山ゴケを配置。リュウノヒゲは ミリオンバンブーの竹林のよく合って「和」のイメージにぴったり。 ついでに竹林の根元に山ゴケを置くことでさらに感じがでます。
右テラの一番の見どころ。一番奥には一枚岩の滝をイメージ。その下には渓流が 流れる。川の設置には難関が多かった。普通に砂利を盛って、そこに水を 流すだけでは砂利に吸い込まれて川にならない。そこでサランラップ を敷いてその上に石を配置し、見えなくしてから水を流すと見事に成功。 けっこう水量のある川ができました。滝の下にはちゃんと滝つぼもあります。
渓流の横の林。メインはガジュマル。この植物は日差しを好むのですが、耐陰性が 強いので室内育成が可能です。奥にはフィッカスプミラが植えてあります。 この植物も耐陰性があり、育てやすいのですが「和」のイメージとは少し 違ったかな?
渓流の反対側はネフロレピス(シダ)を植えて感じを出します。「和」のイメージには シダとコケがあればかなり近づきます。ネフロレピスの前にあるのはリュウノヒゲです。
右のテラと左のテラの間には丸木橋が掛けられています。これは丸いタイプの 割り箸を3本束ねて作っている簡単な橋です。本当は木の小枝等がよかったのですが。 そして、橋の奥にはテーブルヤシが水中に植えてあります。
最後にこのアクアテラリウムでは橋を作ったついでと言ってはなんですが、 もう一つ工夫がしてあります。詳しくは下のリンクから入ってみてください。
GO!
水槽データ
照明 : 20w×2
ろ過 : 自作外部式
底床 : 硅砂(細目)
生体 :
クロメダカ/タナゴ
水草 : アマゾンフロッグピット
観葉植物 : ミリオンバンブー/リュウノヒゲ/テーブルヤシ/フィッカスプミラ /ガジュマル/ネフロレピス
CO2添加 : なし
エアレーション : なし
水温 : 室温と同じ
使用材料 :
砂利20kg/石20個程度/底上げ用小物入れ(テラの基礎に使用) /水中ポンプ(ホース・キスゴム含む)/水循環機(自作外部フィルター)/ サランラップ/割り箸
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